力率について

力率は、有効電力(W)を皮相電力(VA)で除算したものです

(力率)=(有効電力)÷(皮相電力)

一般的なスイッチング電源では、AC入力電圧をダイオードブリッジで整流し、コンデンサで平滑する整流回路が前段に使用されますが、この回路はAC入力に対して非線形であるため入力に低周波の高調波電流が発生します。

この高調波電流は、機器の誤動作や部品の異常発熱などの直接障害だけでなく、その総量が増加することによる力率の低下によって発電・送電設備の損失増加という社会問題にまで発展してしまいます。

そのため高調波電流については国際規格(IEC61000-3)に基づいて、各国や各地域で規格・規制化が進んでいます。

高調波電流規制対策のため、力率を1(=100%)に近づける必要がありますが、回路方式として電子制御のアクティブフィルタ方式と受動部品を使用したパッシブフィルタ方式が一般的に用いられ、このような回路をPFC回路(Power Factor Correction )と呼んでいます。

<参考資料>電源辞典1-8(PDF)